IBM 現場SEのITな日々

IBM現場SEが日々駆使している技術、現場SEの経験・知見を綴るブログです

(利根川)空調設備も意外と大事!?

人間でも扇風機に局所的にあたっていると風邪をひくという説がありますがサーバーも同じでした。。

 

Flex System x240 M5 CMM の Event Log に、不定期に以下の警告イベントが記録され、アラート発報される。
Message:
Hot air exiting from the rear of the chassis might be recirculated in the inlet air at the front of the chassis. High Temperature: xx℃, Low Temperature: xx℃.

 

1)温度警告のメッセージだが設定値はノード間の最高温度と最低温度の差を設定するため(defalt=5で1-9を設定)最大温度差の"9"を設定したが
現象は解消せず。

2)発生しているラックは14ノード搭載されておりほぼ満杯の状態であるため、ラック下部と上部の温度差が大きいと(9度以上)判断。

3)ラック下部が冷えすぎ、上部に冷気が届いていない、という仮説で空調吹出口をラック全体にあたるよう変更(吹出口を真下でなく少しずらした)したところアラートが出なくなった。

ラック内で温度差が出ない(空気循環が正常になる)ように空調とサーバーのラッキング(隙間をあけるとか)を考える必要がある。